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ガスコンロ掃除の手順とコツ 完全ガイド

ガスコンロは油汚れや焦げ付きなど、さまざまな汚れがつきます。汚れたままにしておくと、掃除するのに一苦労するかもしれません。また、油汚れなどは火事の原因になることも。衛生状態を維持・向上するだけではなく、火事のリスクを最小限に抑えるため、ガスコンロの掃除が重要です。

今回は、ガスコンロを掃除する際の手順に加え、頑固な汚れを落とすポイント・リフォームのタイミングなどを解説します。気持ちよく料理をしたい・油汚れなどによる火事のリスクを減らしたいなどの悩みがある方は、一度参考にしてみてください。

ガスコンロ掃除の重要性

掃除する前にガスコンロをどうして綺麗にしなければならないのかについて理解することが重要。キッチンは使う頻度が多い場所です。料理をするたび、ガスコンロが汚れます。油汚れや焦げ付きなどを放置し続けると、落ちにくくなります。ガスコンロをメンテナンスすると、さまざまなメリットが得られることも。まずは、ガスコンロを掃除する重要性について解説します。

掃除を怠るリスク

掃除を怠ると、一体どのようなリスクが発生するか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?ガスコンロを汚れたままにしておくと、さまざまな問題が発生する可能性があるので、注意しなければなりません。主に以下のリスクが伴います。

  • 火事
  • 異臭
  • 害虫の発生
  • ベタつきによる不快感
  • 健康被害

油汚れなどが残っていると、火事が発生するリスクが高くなります。異臭や害虫、ベタつきなどによる不快感も、ガスコンロの掃除を怠ることで生じる問題。油汚れなどから雑菌が繁殖し、健康被害を及ぼす場合もあります。自分だけではなく、家族や住宅などを守るためにガスコンロの掃除を心掛けてください。

定期的なメンテナンスの利点

定期的にメンテナンスを行うことで、油汚れや焦げ付きなどの汚れを取り除くことができます。結果、掃除の手間を減らせます。

配管の不具合などの問題を把握し、いち早くキッチンのリフォームなどができる点も、定期的にガスコンロをメンテナンスするメリットです。ひび割れなどの目に見える異変だけではなく、異常音・異臭が発生していないかなどもチェックしてみてください。

長期間にわたってガスコンロを使い続けるためには、適切なメンテナンスを行い、不具合を解消することが重要です。メンテナンスの有無により、ガスコンロの燃焼効率も変わってきます。

ガスコンロ掃除に必要な道具

ガスコンロの掃除における悩みの一つに掃除道具が挙げられます。掃除の進め方によっては、ガスコンロなどを傷つけてしまう点に注意が必要。多くの方が一体何を用意すれば良いか疑問に感じているのでは?ここでは、ガスコンロを綺麗にする際に必要な掃除道具を紹介します。

基本的な掃除道具

ガスコンロの掃除には、さまざまな掃除道具が用いられます。普段からキッチンの衛生状態を維持・向上させるためにも、掃除道具を揃えておくことをおすすめします。基本的な掃除道具は、以下の通り。

  • 柔らかいスポンジ
  • 柔らかい布
  • 台所用中性洗剤
  • クリームクレンザー
  • 竹串
  • 歯ブラシ
  • ガラストップ専用クリーナー

ガスコンロが傷つくのを防ぐため、柔らかいスポンジと柔らかい布で掃除を進めましょう。多くの汚れは台所用中性洗剤で落とせます。クリームクレンザーは天板の汚れを落とすのに役立つ反面、傷つく場合があるので常用を控えてください。竹串や歯ブラシはバーナーキャップの汚れを落とすのに役立ちます。ガラストップ専用クリーナーは、ガラス面が傷つきにくい点がメリットです。

重曹や専用洗剤の使い方

重曹や専用洗剤は、ガスコンロを掃除するのに便利なアイテムです。キッチンなどの掃除で重曹を使っている方も多いのではないでしょうか?

まず、小さじ1杯の水に大さじ2杯の重曹を混ぜ、ペースト状にします。汚れが目立つ部分に塗布し、約30分放置。汚れが浮き上がったら、柔らかいスポンジで優しく擦りましょう。水で汚れを洗い流した後、乾いた布で水気を切ります。

専用洗剤を使う場合、説明書の指示に従って掃除を進めてください。適量の専用洗剤を塗布したら、柔らかいスポンジで優しく擦ります。重曹の時と同様に、水で汚れを洗い流します。乾いた布で水気を切れば、完了です。

ガスコンロ掃除の基本手順

ガスコンロを掃除する際の基本手順は以下の通り。

  1. ガスコンロの電源を切る
  2. ガスコンロを十分冷却させる
  3. バーナーキャップなどの部品を外す
  4. ぬるま湯で部品を洗う
  5. ガスコンロの表面に専用洗剤を塗布
  6. 柔らかいスポンジでガスコンロを優しく擦る
  7. 濡れた布で専用洗剤を拭き取る
  8. 外した部品を元に戻す
  9. ガスコンロを乾拭きする

天板やゴトク、バーナーなどを細かくチェックし、ガスコンロについた汚れを落とすことが重要です。ここでは、ガスコンロを掃除する手順について取り上げます。

表面および天板の掃除方法

ガスコンロの表面および天板は、汚れが溜まりやすいです。使うたびに拭き取ることを習慣づけましょう。汚れが頑固な場合、専用洗剤で落としていく必要があります。

天板全体に専用洗剤で塗布したら、柔らかいスポンジで汚れを擦り取ってください。汚れを取る際、優しく擦り、天板を傷つけないことがコツ。濡れた布で専用洗剤・汚れを拭き取ったら、乾いた布で水気を切ります。湿気によるカビを発生させないことも、ガスコンロの衛生面を維持・向上させるポイントです。天板がひび割れている場合、リフォームを行うか検討しましょう。

ゴトクとバーナーの掃除方法

ゴトクとバーナーも汚れが目立ちやすい部分です。ゴトクを取り外し、綺麗にするところから始めます。ぬるま湯にゴトクを浸し、汚れを落ちやすくしましょう。台所用中性洗剤をつけたスポンジで優しく擦ります。

ゴトクを綺麗にしたら、バーナーを掃除してください。バーナーの穴が詰まっていると、火の出方が不安定に。ガスコンロの故障・一酸化中毒などのリスクが伴います。事故を避けるためにも、バーナーの穴を詰まらせないことが大切。

バーナーキャップを外し、バーナーキャップが浸る程度の水と小さじ1杯の重曹が入った鍋に入れます。しばらく漬け置きした後、歯ブラシなどでバーナーキャップの汚れを落とします。バーナー本体の汚れを柔らかい布で拭き取ったら、バーナーの穴に竹串を差し込み、綺麗にしてください。

バーナーの温度センサーに片手を添え、固く絞った濡れた布で温度センサーの頭部と側部を優しく拭きます。立消え安全装置・点火プラグを柔らかい布で優しく拭き、綺麗にします。凹凸部分は毛が柔らかい歯ブラシで掃除。掃除が終わったら、ゴトクとバーナーを乾燥させ、元通りに組み立てます。

グリルと排気カバーの掃除方法

グリルと排気カバーも汚れが溜まりやすいため、普段から掃除することをおすすめします。グリルの受け皿は使うたびに抽選洗剤で水洗いすることが大切。焼き網は中性洗剤で5分間放置したら、スポンジで水洗いしましょう。水でグリルの受け皿や焼き網の汚れなどを洗い流したら、乾いた布で水気を切れば、グリルの掃除は完了です。

グリル庫内は薄めた台所用中性洗剤を含ませた柔らかい布で拭き取っていきます。汚れが頑固な場合、台所用中性洗剤を含ませた柔らかい布でグリル庫内の側面・底面を湿らせ、汚れを浮かしましょう。汚れが浮いたのを確認したら、台所用中性洗剤を含ませた柔らかい布で拭き取っていきます。手袋を付け、火傷を防ぐことがグリル庫内を掃除するコツ。

排気カバーは定期的に外し、食器用洗剤を含んだお湯で洗うことをおすすめします。漬け置きをすれば、頑固な汚れが落ちやすくなります。排気口に布を包ませた割り箸を差し込み、汚れを落としてください。

頑固な汚れの対処法

頑固な汚れが落ちないなどの悩みを感じている方も多いのでは?ガスコンロに頑固な汚れがつくことがあります。汚れに応じて、適切な対処を行うことが効率よく掃除するポイントです。ここでは、頑固な汚れの対処法に触れていきます。

油汚れ

油汚れは、ガスコンロにつきやすい汚れの一つ。料理した後に油汚れが落ちないと悩んでいる方が、一定数います。

ガスコンロを使ったら、すぐに表面を拭き、油汚れを落としましょう。油汚れが固まる前に汚れを取り除くことが、ガスコンロを綺麗にするポイントです。油汚れ用洗剤を使うと、効率よく油汚れを落とせます。スプレータイプの場合、均一に油用洗剤を塗布することが可能。油汚れが頑固な場合、少し時間をおいて浮き上がらせると、油汚れが落ちやすくなります。

焦げ付き汚れ

焦げ付き汚れも、ガスコンロにつきやすい汚れの一つ。アルカリ性の重曹は、酸性の焦げ付き汚れを落とすのに適しています。

重曹と水を混ぜ、ペースト状にします。焦げ付いた部分にペースト状にした重曹を塗布し、数十分放置してください。柔らかいスポンジで優しく擦り、焦げ付き汚れを落としていきます。どうしても落ちない場合、プロのハウスクリーニングに依頼し、ガスコンロを綺麗にすることが重要です。

リフォームの必要性とタイミング

ガスコンロの状態によっては、リフォームを検討しなければなりません。年数の経過とともに、ガスコンロが劣化していきます。キッチンシンクなどの状態も踏まえ、キッチンをリフォームするポイントです。ガスコンロの汚れや不具合などが気になる方に向けて、リフォームの必要性とタイミングを紹介します。

こんな劣化があればリフォームを

ガスコンロをいつリフォームすれば良いか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?以下の劣化がある場合、リフォームを検討することをおすすめします。

  • 上手く点火しない場合
  • 炎が安定しない場合
  • ガスの臭いを感じる場合
  • 黒いすすが出る場合
  • ひび割れがある場合

炎が安定しない場合、料理が上手くできないだけではなく、料理の効率が落ちます。ガスの臭いを感じた際は、速やかに使用を控えてください。ひび割れなどの目に見える劣化も、リフォームを行う決め手です。

リフォームのメリット

リフォームには、さまざまなメリットがあります。ガスコンロなどのリフォームは、ある程度の費用が発生するため、メリットを踏まえた上でリフォーム会社に依頼するか検討しましょう。主なメリットとして、以下のものが挙げられます。

  • 機能性の向上
  • エネルギー効率の向上
  • 美観の改善

新しいガスコンロ・収納スペースにより、機能性が向上します。最新の設備の場合、エネルギー効率が向上し、光熱費を削減させることが可能。清潔感のある空間にできる点も、リフォームのメリットです。ガス漏れなどの事故を防げるため、ガスコンロを長期間使い続けている方は、リフォームを視野に入れてください。

まとめ

ガスコンロの掃除を定期的に行い、油汚れや焦げ付きなどの汚れを落とすことが重要です。ガスコンロを汚れたままにしておくと、上手く点火しない・火が安定しない・害虫などの発生など、さまざまな問題が発生します。場合によっては、油汚れなどから火事が起きることも。掃除していくなかで、ガスコンロの状態をチェックし、必要に応じてリフォームなどを検討する必要があります。

清潔を保つための日常のケア

清潔を保つためには、ガスコンロを使った後は必ず掃除することが重要です。油汚れなどを放置し続けると、落とすのに苦労します。週に1回の頻度で、ガスコンロの掃除を本格的に行い、バーナーなどを綺麗にしてください。

プロのハウスクリーニングの利用方法

プロのハウスクリーニングを利用すれば、手が届きにくい部分の汚れ・頑固な汚れに対応できます。口コミや過去の実績、料金体系、スタッフとコミュニケーションを取りやすいかなどをチェックし、依頼するかどうか判断する必要があります。Webサイトまたは電話からプロのハウスクリーニングに依頼することが可能。電話で依頼する際は、営業時間に注意してください。

お問い合わせとご相談

ガスコンロに関する問題は、個人で解決するのが難しい場合も。ひび割れやガス漏れなどの問題に気付いた際、いち早くリフォームを行い、火事などを事前に防ぐことが大切です。普段から、ガスコンロの状態に気を配りましょう。

「リフォーる」は水まわりのリフォームを専門に行っています。ガスコンロなどに関するご相談も受け付けているので、ひび割れなどの悩みがある際は弊社まで一度お問い合わせください。