キッチンで調理などを快適に行うため、レンジフードが設置されます。年数の経過などにより、キッチンの設備が劣化していきます。なかには、古いタイプのレンジフードを長年にわたって使い続けている方もいるのではないでしょうか?故障を防ぐためには、メンテナンスを適切に行わなければなりません。著しく劣化している場合、交換またはキッチンのリフォームを検討しましょう。
交換またはリフォームのタイミングを見逃さないためにも、劣化するサインを見極めることが重要です。この記事では、古いタイプのレンジフードをリフォームするタイミングに加え、掃除方法について解説していきます。どのような劣化があると、交換またはリフォームすればいいかなどを知りたい方は一度チェックしてください。
古いタイプのレンジフードが劣化するサイン

古いタイプのレンジフードが劣化しているかどうかを一体どこで判断すればいいか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?劣化しているかどうか判断するサインとして、以下のものが挙げられます。
- 油汚れの蓄積
- ファンやフィルターの動作不良
- 異音や異臭の発生
まずは古いレンジフードが劣化するサインについて解説していきます。
油汚れの蓄積
レンジフードは油を吸い込む役割があります。長年にわたって使い続けていると、油汚れが蓄積します。油汚れはレンジフードの吸い込みが悪くなる原因。ホコリなどが油汚れにつくことで、フィルターの目詰まりを悪化させます。定期的にレンジフードの掃除を行い、油汚れを取り除かなければなりません。
ファンやフィルターの動作不良
ファンやフィルターの動作不良は、古いタイプのレンジフードが劣化しているかどうか判断するサインです。油汚れなどにより、正常に動作しない場合も。普段から、適切な方法でメンテナンスを行い、汚れを落としましょう。無理に動かそうとすると、部品が破損する可能性があります。
異音や異臭の発生
古いタイプのレンジフードから異音や異臭が発生する場合、著しく劣化している場合があるので注意してください。
異音は経年劣化・故障・モーターの異常・内部のサビなどにより、発生します。オイルが不足した状態で使い続けると、レンジフードが故障する場合が。オイルを差したり、掃除したりすることで、長期にわたって使える状態にすることが大切です。故障やモーターの異常などが起きている場合、修理または交換する必要があります。
油汚れなどの汚れにより、異臭が発生します。換気が不十分な場合、臭いがこもることも。カビが古いレンジフードに繁殖していると、湿っぽい臭いを感じるかもしれません。臭いによる不快感を無くすためにも、掃除を普段から行いましょう。
古いタイプのレンジフードのリフォームを検討するタイミング

古いタイプのレンジフードをいつリフォームすれば良いか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?家事に支障をきたさないためにも、適切なタイミングでリフォームすることをおすすめします。主なタイミングは以下の通り。
- 10年以上使用している
- 交換部品が手に入らない
- 新しい機能を求めている
ここでは、古いタイプのレンジフードをリフォームするタイミングについて解説していきます。キッチンをリフォームする際の参考にしてください。
10年以上使用している
古いタイプのレンジフードを10年以上使用している場合、リフォームを検討してはいかがでしょうか?レンジフードの寿命は約10年です。使用状況により、寿命が変わってきます。油などの吸引力が弱い・異音などの症状が出ていると、モーターなどが劣化している場合が。異常が出ている状態で使い続けた結果、発火などの問題が発生する可能性がある点に注意しなければなりません。
交換部品が手に入らない
古いタイプのレンジフードの場合、交換部品が手に入らない可能性も。現在、使っているモデルが部品供給を終了しているかどうかチェックした上で、リフォームを行うか判断してください。
新しい機能を求めている
最新のレンジフードには、新しい機能が搭載されている場合があります。自動洗浄機能・エコ機能などの新しい機能を求めている方は、古いタイプのレンジフードをリフォームしてはいかがでしょうか?レンジフードごとにデザインが異なるため、リフォームのコンセプトに適しているかどうか検討することが大切です。
古いタイプのレンジフードの掃除方法

古いタイプのレンジフードを長期にわたって使い続けるためには、適切な方法で掃除することが求められます。掃除のポイントを押さえ、故障する可能性を最小限に抑えましょう。ここでは、古いタイプのレンジフードの掃除方法を紹介します。
フィルターの掃除方法
まずは洗面器にぬるま湯・中性洗剤を入れます。次にフィルターを約30分つけ置きします。汚れがひどい場合、約1~2時間にわたってつけ置きしてください。スポンジまたは歯ブラシでフィルターの目に沿うようにして汚れを落としていきます。洗剤を水洗いした後、フィルターを乾燥すれば完了です。3ヵ月に1回の頻度でフィルターを掃除しましょう。
ファンの掃除方法
ファンはプロペラファンやシロッコファン等があり、それぞれ外し方に相違があるので、しっかり調べたうえで取り外してください。掃除方法は、洗面器に大きいビニール袋を被せます。そこにぬるま湯と中性洗剤を入れ、中性洗剤を溶かします。ファンを約20分つけ置きしてください。スポンジまたは歯ブラシでファンの汚れを落とします。洗剤を水洗いしたら、ファンを乾燥させます。乾燥したら、再度取り付けます。ぬるま湯が冷めると、油が固まるので、ぬるま湯の温度を保ちながら掃除するのがポイント。
本体の掃除方法
レンジフードの本体を掃除する前に、布巾を中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸します。布巾を絞ってから、レンジフードの本体を拭きましょう。油膜の落ちにくい部分は、布巾に少量の重曹をふりかけた後、円を描くようにして優しく擦ります。最後に、乾いた布巾で拭き上げたら掃除は完了です。
壊れる前に予防交換を!

古いタイプのレンジフードは、長年にわたって使用し続けると、壊れるリスクが高くなります。フィルターの目詰まり・異音などは、劣化しているかどうか判断するサイン。発火などを避けることが予防交換する理由です。
メンテナンスが容易になるだけではなく、換気の効率が改善されることも予防交換のメリットに挙げられます。古いタイプのレンジフードを使っていくなかで、毎月の電気代が気になると感じている方は、最新のレンジフードに交換するかどうか一度検討してみてください。
リフォームのメリットと業者選びのポイント

古いレンジフードをリフォームするメリットとして、主に以下のものが挙げられます。
- 換気の効率が改善される
- 最新の機能によって利便性が向上する
- お手入れが行いやすくなる
- キッチンのデザインを一新できる
信頼できる業者にリフォームを依頼し、古いレンジフードを交換することが納得のいく施工を行うポイントです。最後に、業者選びのポイントについて取り上げます。
プロによる施工の安心感
プロによる施工には、さまざまな安心感があります。専門知識と経験を持ったスタッフが作業を行うため、品質が保証されます。水まわりのリフォームを行うためには、適切な方法で施工を進めなければなりません。業者選びの主なポイントは以下の通りです。
- 過去の施工事例
- 見積書の内容
- コミュニケーションが取りやすいか
- 口コミの内容
- アフターフォロー・保証の有無
過去の施工事例をひと通りチェックし、納得のいくリフォームができるか判断してください。見積書の内容から使用する部材・費用の内訳などを把握した上で、契約を進めることが重要。コミュニケーションがとりやすいかどうかも、選ぶポイントに挙げられます。口コミの内容から、どのような点で満足したかなどをチェックしてください。
リフォーム後、予想外の事態が発生する可能性もゼロではありません。アフターフォロー・保証の有無をチェックし、いざという時に備えておくことが大切です。
最新の機能とデザイン
最新のレンジフードには、さまざまな機能が搭載されています。気になるレンジフードを見つけたら、どのような機能があるかチェックすることをおすすめします。主な機能は、以下の通り。
- 自動洗浄機能
- 自動換気
- 風量おまかせ運転
- ノンフィルター
- 穴なしフィルター
自動洗浄機能により汚れがつきにくくなります。自動換気は空気の循環を自動で行い、汚れた空気を外へ排出する機能です。風量おまかせ運転は自動で風量をコントロールする機能。風量を無駄に上げることなく、油などを吸い込みます。レンジフードごとに、採用されているフィルターが異なります。なかには、フィルターがついていないレンジフードも。穴なしフィルターは目詰まりを起こしにくいです。
レンジフードごとにデザインが異なります。おしゃれな雰囲気を演出できるデザインも存在します。リフォームのコンセプトに合わせて、レンジフードのデザインを検討してください。
まとめ

古いタイプのレンジフードを使う際は、掃除を入念に行うことが重要です。劣化のサインを見極め、修理または交換するかどうか検討しなければなりません。なかには、交換部品が手に入らないことも。
設置してから10年以上経過している場合、レンジフードのリフォームをおすすめします。最新の機能で利便性が向上するだけではなく、キッチンのデザインを一新できます。換気の候率が改善されることで、電気代の節約につながる点もリフォームのメリットです。
「リフォーる」は水まわりのリフォームを専門に行っています。レンジフードに関するご相談も受け付けているので、キッチンのリフォーム等を予定している方は一度お問い合わせください。

